2022/07/28(木) 15:00 0 1
東京スポーツの前田睦生記者がレースの中から”思わず唸った”選手をピックアップする「今週の競輪好プレー」。今回はサマーナイトフェスティバルで連覇を達成した松浦悠士の好プレーです。前田記者直筆解説と一緒にぜひご覧ください。
2年連続で“夜王”の称号を手にしたのは松浦悠士(31歳・広島=98期)だった。玉野競輪場で開催された「第18回サマーナイトフェスティバル」の最終日(18日)、決勝は犬伏湧也(26歳・徳島=119期)の逃げに乗った松浦の完勝だった。
犬伏のかかりがよかったことが最大の勝因。それを存分に生かすことができた。前半戦、番手回りでチャンスがありながら2着が多かっただけに、今回はものにすることで払拭した。
松浦の良さ、すごさは全体を見ているというところだ。今回で言えば3角から4角にかけてがポイントだろう。山田英明(39歳・佐賀=89期)がバックから仕掛けてきたものの、車が進まず…。内に誰か来ている、を察知しながら外を警戒する。
2月取手の全日本選抜では内を古性優作(31歳・大阪=100期)に行かれている。荒井崇博(44歳・佐賀=82期)を閉じ込めつつ、外を迫る岩本俊介(38歳・千葉=94期)のスピードを見誤らない。
★は4つ、あのハイレベルな争いの中で見えた落ち着き払った勝利は究極。「ついに今回岩本が! 」と思ったが、壁は高かった。
すごいで賞=★★★★☆(星4つ)