関東の並びが注目されたが4車で結束。セオリー通り菊池岳仁、吉田拓矢、平原康多、諸橋愛で2段駆け態勢。この並びの経緯を平原康多選手に尋ねると「地元だし一番は諸橋さんの意向や考えが大きい。次がヨシタク(吉田拓矢)が、どうしたいか。自分でやりたいか、菊池君に付けたいかの判断。俺は一番意見がないし、そう書いておいて下さい(笑)」。

　もちろん、これは平原のジョークだし、記者に対してのネタ提供。関東は、みんなで“平原康多と言う神輿”を担いでいるが、神聖化された自分を嫌い、敢えて自虐ネタなどを、ぶっ込んでくれる。それも、平原康多の人間力だし、優しさ。そして、S班より点数を持っていて、グランプリ出場も現実味が帯びてきた荒井崇博を見つけると「また、稼ぎに来ましたね(笑)」。

　GIII開催だけど、弥彦は、のどかで癒やされる場所だし、選手全体がピリピリしていない。(町田洋一)