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【PIST6】キッカケを求める竹内智彦「50歳までS級で走りたい」

2022/07/23(土) 12:15 0 3

千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で22日から「PIST6 Championship」のセカンドクォーターラウンド7が開催されている。2日目の準決勝C(6R)に出走する竹内智彦に話を聞いた。

「来年に向けて立て直していきたい」と語る竹内智彦

 PIST6初参戦となる竹内。普段の競輪とは違う1日2走に「歳も歳だし、明日(2日目)は疲れきっているはず」と話す。見た目の若々しさから、45歳と年齢を聞いて記者は驚いた。思わず「全く45歳に見えません」と口にすると「何も持ち合わせがないよ!」と笑った。若さの秘訣、ぜひとも聞きたい…。

 竹内は長年、抱えている腰痛が悪化し、今年は歯がゆい日々が続く。
「競輪が絶不調で全然ダメ。PIST6に参加したのも、何かキッカケを掴みたい気持ちもあった」。

 5月のダービー後には歩くこともままならないほど悪化。通院先の医師と相談し、わらにもすがる思いでPRP療法(※)を実施したという。
※自身の血小板を利用し、自己治癒力を高める再生医療の一種。メジャーリーガー・大谷翔平選手が肘内側靱帯損傷にPRP療法を行い、話題に。

「腰のヘルニアに効くのかは分からなかったけど、一縷の望みにかけた。そうしたら、注射を打って1週間後に歩けるようになって。これまで、何度も麻酔やブロック注射を打っても全然ダメだったのに」。

「その1週間後、今度は自転車に乗れるようになって、レースを走れるまでに回復。効果を実感できたし、もう一度、治療を受けたら状態が更に良くなった。一時期は生活にも支障をきたすほどの痛みで練習もできなかったけど、ここ最近はしっかり練習できるようにもなった」。

 今後の選手生命を左右するほどの怪我。「今年はズタボロだから…ガマンの1年。しばらく特別競輪にも乗れない。来年に向けて立て直していきたい」と先を見据える。

 近くで取材を受けていた小嶋敬二(52歳)に目をやり「50歳までS級で走りたい。小嶋さんを見習いたい。でも向こうはレジェンド。俺は全然よ、雑草だから(笑)」。

 竹内がルーキーイヤーの2000年10月にA級初優勝を飾ったのは千葉競輪場
「思い出した。たしか、優勝したのに伊藤公人さんに怒られたんだよ。捲りじゃなくて、先行しろ! ってね(笑)」。

 選手生活も22年目、PIST6という新たなチャレンジに「学生時代は競技をやっていたし、やっぱり面白い、楽しいね。競輪のヨコの動きが出ないように意識して走っているからか、変な気遣いをして疲れるけど(笑)。一次予選も後ろを見て、思い切り蛇行してブロックしようかと。そんなことしたら即お帰りか」と冗談交じりにニヤリ。

 二次予選では残り2周で仕掛けた人気の中心・遠藤勝弥に巧くスイッチ。最周回、一気に踏み込んで抜き去り1着奪取。競輪同様、ライバルたちの動きを冷静に見て、隙を逃さない走りはさすがの一言。

 前開催、竹内と同じ東北地区の追い込み選手・永澤剛が初出場で初優勝を飾った。それだけに、巧さと鋭さを兼ね備える竹内がS級1班の底力を見せつけ、優勝しても不思議ではない。(アオケイ・八角記者)


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