児玉は1R1番車。それを知った小林莉子から「碧衣、起きられるの〜？」と眠りに眠り、なかなか起きてこない普段の生活スタイルをいじられたが、余裕しゃくしゃくの笑顔で「大丈夫！」と返した。

　さて、児玉とサマーナイトと言えば昨年、函館の痛恨の開催が思い返される。謎の不振が襲い、デビューから初めて決勝を外し、シリーズを通して1勝も挙げられなかった。苦手意識のある大会なのは本人が重々と自覚している。

「函館の悔しい思いが頭にあります。あれから成長をしたと思うし、今年は自信を持って挑めます。でもこの大会だけはまだ一度も獲った事がないし自分は今回に限っては挑戦者の立場で戦うつもりです」。

　殊勝な児玉だがレースになれば、また大胆な走りで魅せてくれるはずだ。(netkeirin特派員)