2022/07/09(土) 17:15 0 5
福井競輪場の「開設72周年記念・不死鳥杯(GIII)」が9日に3日目を開催。9Rを走った宿口陽一に話を聞いた。
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痛恨の敗者戦回りは鈴木竜士と一緒だった。普段は鈴木-宿口の並びとなるが、今回は宿口は前回りを決断した。
「この並びは超久しぶりでした。竜士も復帰戦できつそうだったし、自分も自力で動いておきたかったので」と前向きな理由だった。
だが、レースは予想外の展開に。齋木翔多を待っていたが、どこまで待ってもカマす気配がない。中団キープのアテが外れたらもう駆けるしかなかった。
「腹をくくりましたよ。こんなオヤジに駆けさせるなよって思いながら駆けました(笑)」。
萩原孝之に先着を許したが、久しぶりの先行で2着に踏み留まったのだから十分だろうが本人は首をひねる。
「竜士のブロックのおかげですよ。今回使うフレームがとにかく重たい。練習中は良かったんだけど、平原(康多)さんから『練習じゃ軽いよね』とボソっと。いつもコソっとヒントをくれるんです。それを聞き逃さないようにしていたし、意識はしていたけど、やっぱり重かった。サマーナイトは違うフレームを持っていきます」と試行錯誤している。(netkeirin特派員)