6月28日、久留米競輪場で行われた中野カップレース(GIII・最終日)の決勝は、差した北津留翼(37歳・福岡=90期)が1着、差した郡司浩平(31歳・神奈川=99期)が2着、番手から捲った伊藤颯馬(23歳・沖縄=115期)が3着に入った。3連単は①-②-⑦で1,720円という配当だった。

　レースは阿部将大(26歳・大分=117期)を先頭とする九州4車の先行策。単騎の郡司は4番手の伊藤旭(22歳・熊本=117期)を捌いて4番手を取り、前を射程圏に入れて最終周回に入る。九州番手の伊藤颯馬が2コーナーで早くも発進する流れとなり、北津留、郡司と続くが、伊藤旭が再び競りかけてきて郡司にとってはやや窮屈な形に。それでも郡司が3コーナーでこれを制し直線で間を割って伸びるところ、番手からその外を踏んだ北津留がハンドル投げで先着して優勝した。GIIIの優勝は2017年の宇都宮以来で通算6度目。