2022/06/30(木) 10:00 0 1
小松島競輪場で30日に初日を迎えた「阿波おどり杯争覇戦(GIII)」。 競輪歴20年以上のベテラン・古澤秀和が独自のデータを活用した競輪予想をします! ぜひ予想の参考にしてみては?
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6月30日〜7月3日(日)にかけて、徳島県の小松島競輪場で「阿波おどり杯争覇戦(GIII)」が開催されます。データと出走予定選手を元に、この開催を展望していきます。
小松島競輪場はみなし直線が55.5mある400mバンクで、500mバンクを改修した影響でカントが緩いのが特徴です。海の近くで風の影響を受けやすくみなし直線も長めなので、1着の脚質別成績を見ると…
逃げ:21%
捲り:28%
差し:51%
というように、他の競輪場と比べて逃げが不利、差しが優勢となっています。ここは若手の先行選手で注目したい選手も出ている開催ですが、差し脚質の選手には特に注目しておくべきでしょう。
・佐藤慎太郎選手
現役屈指の差し脚を武器に45歳の今も一線級で活躍する大ベテラン。前回の高松宮記念杯競輪でも5着ではありましたが、決勝に乗っています。北日本の選手ですが、他地区の先行選手との連携実績も豊富で、ここも勝ち進んでいくことは必至でしょう。
・松浦悠士選手 前回の高松宮記念杯競輪ではオール4着で決勝に進めませんでしたが、ここに入ると存在感が違います。今年はまだビッグでの優勝はありませんが、全日本選抜競輪とウィナーズカップで決勝2着。競輪界の中心的存在であることは間違いないでしょう。この開催はもちろん優勝が期待されます。
・眞杉匠選手 思い切った先行と粘りの強さでメキメキ頭角を現しています。前回の高松宮記念杯競輪でも勝ち進むことはできませんでしたが、3日目に1着を取っています。こおは関東勢の筆頭格とも言えますし、当然勝ち進んでいくことが期待されます。
・山田庸平選手 前々回の別府FIでは完全優勝、前回の高松宮記念杯競輪では決勝で2着に食い込んでいます。意外とグレードレースでの優勝はまだありませんが、今の調子なら手が届いてもおかしくないでしょう。
・犬伏湧也選手 前々回の松戸記念(燦燦ムーンナイトカップ)では一線級との壁を感じさせる内容でしたが、前回の高松FIでは新車の調子が良いとのことで格段に強い内容で完全優勝。あの走りができればこの一線級が出てくる開催でも勝ち進んでいくことができそうです。