2022/06/28(火) 18:00 0 2
東京スポーツの前田睦生記者がレースの中から”思わず唸った”選手をピックアップする「今週の競輪好プレー」。今回は高間悠平の番手の意地を見せた好プレーです。前田記者直筆解説と一緒にぜひご覧ください。
弥彦競輪場の6月21日、2日目の選抜戦。“福井のコブラ”高間悠平(34歳・福井=95期)が牙を剥いた。
任せた小谷実(35歳・京都=93期)が赤板から抑えて先行。高間の目が光る。「レッドスネーク、カモン! 」。
打鐘過ぎに襲い掛かってきたのはブルースネーク・早坂秀悟(36歳・茨城=90期)。超絶ダッシュで迫ってくるものの、高間は全身を投げ打ち、また鎌首をもたげてブロックする。直線部分の難しいところを「ピ〜ヒャラ、ピ〜ヒャラ! 」。
早坂に2角でとどめを刺すと、ブラックスネーク・二藤元太(38歳・静岡=95期)が二の矢を放つ。一撃で仕留めると、最後はイエロースネーク・五十嵐力(41歳・神奈川=87期)がまくり追い込んでくる。
先行選手を守るのが番手の務め。「俺はここで生きている」。高間が見せた根性のブロック連発は★4つの好プレー。
小谷とのワンツーとまではいかなかったが、番手選手の意地を見せ付けたナイスレースだった。強靭な首を使っての、ナイススネークだった。
すごいで賞=★★★☆(星4つ)