2022/06/22(水) 19:45 0 1
25日から玉野競輪場でミッドナイト競輪「アースクラウド杯(FII)」が開幕する。開催の見所を町田洋一氏に伺った。
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4月開催の伊東で落車失格し、手首を骨折した栗山俊介だが、前走の四日市は自力で準優勝。復帰戦だった、取手記念で行われたレインボーカップファイナルでは、見せ場なく終わったが状態は戻っている。来期はS級に復帰し、今節は自力で良いイメージを残しておきたい。番手は中部近畿で山口智弘か、近畿同士の佐野梅一。佐野は予選スタートになるので、初日特選は山口との連係になる。
不気味なのは、久保田泰弘の自在戦。
練習仲間は、あの清水裕友であり、本人のガッツも相当なもの。中四国で今村麟太郎との連係が基本だが、中四国の勝ち上がり次第では別線になる。準決は、同県の渡口勝成が勝ち上がってくるし一緒の番組だろう。渡口も点数をアップしており、将来のS級のスターだ。
九州は利根正明が復調ムード。捲りにウエイトを置いているが、各地で穴を出している。これには城戸崎隆史がマークする。
1班の重鎮は愛媛の梶應弘樹と地元の星島太。予選スタートだが、しぶとい走りを見せる。予選は渡口勝成に星島太、梶應弘樹は同県横内裕人か今野有樹と一緒の番組になると考えたい。
今節はA級2班とチャレンジの2層制。119期の新鋭レーサーは中嶋樹、川野深、吉田悟と3名が参戦。吉田悟は70点を切っており、中嶋樹と川野深のパワー対決。共に今期、優勝はないが、準優勝はある。しかも両者共々、積極的に駆けている。中嶋樹には大阪同士の一ノ瀬貴将が付けて優勝に一番近いかも。自力兼備の選手で5月開催の武雄と、6月開催の岸和田で優勝している。川野には九州で秋永昂人がマークして5月開催の高知で優勝の実績がある。
他には地元の大ベテラン増成富夫がいて、老練の先行テクニックで若手を翻弄するシーンも見られそう。