2022/06/19(日) 14:00 0 4
岸和田競輪「第73回高松宮記念杯競輪(GI)」が19日に最終日を開催。特選6Rを制した北津留翼に話を聞いた。
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深谷知広や新山響平に新田祐大が付けるなどスピードスターが集った。新山が風を切ると北津留翼は6番手。バックから前を目掛けて踏み込んだ。
「バンクが重たかったせいか、新山君が自分のペースじゃない感じで踏んでいた。だからカカりがイマイチで。新田が自分で出て行くと思ってみていたけど、行かなかった。もうバックだったし自分の踏み切れる距離だったので、外をへばりついてでも行きました」。
4角は乗り越えようとすると、新田がヨコに振って猛抵抗してきたが、そこを乗り越えたらもう止まらない。
「新田が前に踏むと思っていたらヨコにこられてびっくり。思わず『危ない!』って声をあげてしまったです」。
今シリーズ2勝目とあって気分もいい。レース後のフォトセッションでは会心の笑みを浮かべたが、「ちょっと、腹が出ていませんか?」との質問が飛ぶと「うっ…。もう中年オヤジですから。夢と希望という名の皮下脂肪が良い感じに溜まっています」と必死に切り返し「次の久留米記念は今月4本目。疲れているけど稼いできます」と受け流した。(netkeirin特派員)