2022/06/18(土) 22:00 0 1
今開催はGI裏開催とはいえ、なかなかの好メンバーだ。その中でも主役は高橋晋也。大方の予想通り圧倒的な強さで勝ち上がった。
決勝戦は小原丈一郎-嵯峨昇喜郎-高橋晋也-安部貴之で北日本結束。橋本優己には中村浩士、横山尚則は単騎だ。
高橋は「話の中で、まずは小原君が一番前でやると言ってくれて、番手を嵯峨君と僕でどうするかというところだったが僕が3番手を回ります。ラインから優勝者を出せるように」と、並びが決まったあとはラインの役割を果たそうと控え目なコメントだが、初めは「優勝しかない」と言っていたように獲りに行くだろう。
それというのも高橋は、地元で迎えたデビュー戦でインに詰まり苦杯をなめたあとは、地元戦がないまま20連勝(途中開催中止含む)でS級まで駆け上がってしまった。その後も師匠の飯野祐太の優勝に貢献するなどしたが、自身の地元優勝には縁がない。
嵯峨は「どちらが番手でも良かったが、晋也さんが優勝するにはこれが良いかと思う」。安部は「全員に世話になっている。結束するなら4番手しかないでしょう(笑)」と、みんなで高橋を盛り立てる。
宮記念杯決勝がほぼ同時刻に行われることについて高橋は、「GIには出たかったけど、これが今の自分の位置」と驕りはない。
宮記念杯の決勝で福島の先頭を走っていても不思議ではない復調した今なら優勝は難しくない。(アオケイ・市川記者)