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【武雄競輪・ミッドナイト】沖縄地区を束ねる仲松勝太

2021/04/02(金) 10:00 0 1

4月1日に開幕した武雄競輪のミッドナイト「オッズパーク杯」に出走中の仲松勝太に沖縄地区の事情について話を聞いた。

「沖縄に移住した佐藤慎太郎さんの存在が大きい。いろいろな意味で刺激を受けた」と語ってくれた仲松勝太

 現役の沖縄籍の選手は14人。その地区長を務めているのが仲松勝太だ。

「沖縄支部というのはなくて、鹿児島支部に宮崎と沖縄が入る形です。鹿児島支部の沖縄地区。沖縄は競輪文化がまだまだ浸透していなくて認知度は低い。練習をしていても、『楽しそうだね〜』と声をかけられ、『仕事は何をしているの?』って聞かれるんです。『競輪選手です』と答えても、『へぇ〜。で、何をしているの?』って(笑い)。ロードレースの選手に思われているみたいです。でも、少しずつ自転車熱は上がっていますよ。97期の屋宜浩二から、111期の照屋将貴まで間が空いたけど、そこからは着実に増えていますからね」

 照屋以後はラモスレオが113期、そして比嘉真梨代が114期生としてガールズケイリンにデビュー。115期の伊藤颯馬は早くもS級で活躍中だ。

「沖縄に移住した佐藤慎太郎さんの存在も大きかったと思う。スーパースターが身近にいて、いろいろな意味で刺激を受けた。今後は、もっともっと地元の選手を増やしたい。現在の野望は、沖縄籍の選手を20人にすること。賞金も上がったし、夢を見ることができる商売。そうなれば、切磋琢磨してレベルアップしていけると思う」

 まだまだ沖縄に競輪の文化は乏しい。それでも伊藤ら、着実に若い芽が育ってきている。いつの日か、仲松の思いが叶い、沖縄から競輪選手を志す若ものが増えることを切に願う。(netkeirin特派員)

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