2022/06/17(金) 21:00 1 9
松浦悠士は常日頃から競輪界全体のこと、同地区の先輩後輩のことを考えているナイスガイ。そんな中でも同期同級生の原田研太朗には特別な感情があるようで、レースが終わり、3日目の出走メンバーを見ながらこう語った。
「やっぱり復活してほしいなって気持ちは強いですよ。今日(2日目)のレースも、自分だったら打鐘の4コーナーで行っているけど、研太朗は動けず仕掛け遅れてしまった。こういうところが今後の彼の課題でしょうね」。
2日目の白虎賞は原田に任せ、3日目の準決勝も石原颯-原田-松浦でまたしても後ろになるが、「僕が前でやって、2人とも着がいいレースをするのは簡単だけど、毎回毎回それでいくのも違う気がする。研太朗とはこれからも一緒に戦っていきたいし、こうやって前を走ることで経験値を上げてほしい。いつか、どこかで、オールスターの恩返しができたら…という気持ちも僕の中にはありますよ」。
(※2020年の名古屋オールスターは原田の引っ張りで松浦が優勝している)
話を聞けば聞くほど原田への想いがヒシヒシと伝わってくるし、松浦悠士という男は、普段のレースだけではなくコメントもスーパーS班だなと改めて感じた。(アオケイ・長谷川記者)