2022/06/17(金) 17:00 0 0
岸和田競輪場「高松宮記念杯競輪(GI)」は17日、2日目を開催。西日本の二次予選10Rを走った山田英明に話を聞いた。
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前受けの九州勢をヨソに別ラインが後ろでレースを始めた。そうなったら九州の先陣役、北津留翼はスイッチが入る。打鐘前からもう誰も出すつもりのないパワー先行で最終ホームを一本棒で通過すると、番手の山田は別線の巻き返しに合わせ、バックからちゅうちょすることなく前に踏んだ。
「翼もスイッチが入っていましたね。あの踏み方であの先行だったし、後半はきつそうだった。巻き返しも来たし翼の頑張りをムダにできない。あとは何といっても園田(匠)さんに番手を回してもらったから。前に踏むのに迷いは無かったです」と番手まくりが見事に決まり、園田-山田でワンツー決着。園田に差されたのは致し方なしといったところだ。
初日は岩谷拓磨の番手を坂本健太郎に、今回は北津留の番手を園田に回してもらった。最近はケガに泣かされ苦戦を強いられてきたが、これまで山田がつちかった九州地区での歴史をみんな重んじている。
「自分は一杯、一杯。でも前を回してもらった以上、ラインで結果を出したいですから。チャンスを少しずつつかめている状態です」と話し準決へ向けて目を輝かせた。(netkeirin特派員)