2022/06/15(水) 20:30 1 18
記者が書いた宿口陽一の「宇都宮記念が終わり、平原さんに手厳しい事を言われた」の記事。平原選手も、読んでくれた様で「あれは間違い。宇都宮記念の終わりだけでなく、陽一には常に厳しい事を言っている。だから、今に始まった事じゃない(笑)」。
具体的な内容も教えてくれたが「S班になり番手が用意されているかもしれない。だけど、それに甘えるのでなく、自力も出さないと。そうでないと、俺の時だけ、前で頑張っていると思われてしまうから」。
誰でも上に上がる時、通る道だと言っていたし、ある意味の盟友であり、可愛い後輩で、信頼関係があるからこその言葉。
この並びが決まった理由も「まず、諸橋さんが関東で結束したいと言う意向だった。別なら吉田拓矢に諸橋さんで、陽一に俺の並び。そうでなく、4番手で良いと言ってくれた。そう考えた時、諸橋さんを4番手にして、今の陽一を番手には出来ない。なので、自分が番手になった。仮に拓矢と陽一と俺の3人でも、俺が番手を回っていたかも(笑)」。
改めて関東における諸橋の目に見えない存在感と、平原の“言葉の力”を感じた。これが40歳になり最初のレースだが「もうそろそろ引退間近。心境の変化も色々とあるね(大笑い)」。
平原康多がトップである限り、関東からGIホルダーが今年も誕生しそうだ。(町田洋一)