2022/06/12(日) 12:45 0 11
16日から岸和田競輪場で「高松宮記念杯競輪(GI)」が開幕する。開催の見所を町田洋一氏に伺った。
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脇本雄太が不在で勢力図が変わりそうだが、地元古性優作が責任を持った走りでシリーズリーダーを務める。
S班は守澤太志が斡旋停止で出場出来ないが、平原康多、松浦悠士、古性優作、佐藤慎太郎、郡司浩平、吉田拓矢、清水裕友、宿口陽一と元気に参戦。
他に山口拳矢もワッキーと同じく出走本数が足りず出場出来ないが、GIらしい好メンバーが集まった。勝ち上がりの段階は、東西で別々に走るのが、この大会の特色。
初日の特選の1〜4着と一次予選の1着選手が東日本は青龍賞、西日本の選手は白虎賞に進める。ここを走ると3日目の準決勝へはフリーパスになる。準決勝は東西で2個ずつあり、全部で4レース。
決勝に行くには2着権利で、3着だけが1人決勝進出の概定番組。東日本は平原康多、郡司浩平、佐藤慎太郎は安定しており、勝ち上がりに失敗しないだろう。
西日本は古性優作、松浦悠士は間違いなく決勝に進出。普段は連係する選手達も、別線になり、そこに悲喜こもごもがあるのも毎年の恒例。
関東は埼京、栃茨、上越と分かれ、北日本や南関も割り切った勝負になる。西日本も中部近畿という競輪用語がなくなり、中四国も中国と四国で完全に分かれる。
古性優作はバンクを熟知しており自力でやっても問題ないし、松浦悠士や郡司浩平にも同じ事が言える。
関東は吉田拓矢、宿口陽一、平原康多の並びになるし、宿口の後ろと言う事で平原は少し心配される。
佐藤慎太郎も普段より、番組の恩恵は少ないかもしれない。日本選手権と同じく、若手の売り出し中の選手は不在。手の内が分かった者同士の戦いになるし、大きな波乱や伏兵の優勝は考えづらい。