前期S級ながら降級後も白星のなかった山本恵介が、予選で自らまくって今年の初勝利を挙げた。

「バランスが崩れているし、フレームと体がずっと合っていない。まだまだ試行錯誤中。(初日は)1着だったけどキッカケになるかどうかは…。なかなか（浮上の）兆しがなかなか見えてこないので」と笑顔こそなかったが、「まぁ…、ひとつ勝てて良かったです…」と安堵していた。

　そんな山本は準決勝7Rで「単騎で戦う」ことになった。「東日本スジで小林申太君もいたけど、点数上位の遠藤(勝行)さんが番手にいくみたいなので」。動ける西日本の4人が全員「自分でやる」とラインを組まなかったため、このレースは単騎が5人の特殊なレースになりそうで「難しいですよね…。どうなるのか…」と頭を悩ませていた。(netkeirin特派員)