5月、地元・奈良競輪にて節目の200勝を挙げたものの、そこから8場所連続で1着なし。当然、本人も納得はいっておらず、「5〜6月あたりから調子が良くないんです。200勝までもかなり時間がかかってしまって、その後も1着が獲れない状態が続いています。正直、原因もはっきり分かっていません」と本人も苦悩を口にする。

「前走の富山では、以前使っていたシューズにしてみたものの、シューズの問題ではなかったみたいです」と首をかしげる。

「ゴール前では余裕があるように感じても、全然伸びてこない。調子が良いときなら、あの展開なら優勝できていたはず」と悔しさをにじませた。

　それでも「今回の初日も、前回と同じシューズでいくつもり。乗り方を意識して走りたい」と初日のレースに臨む。(アオケイ・伊藤記者)