2022/06/04(土) 16:30 0 3
実力者の山中秀将が後方からまくり上げて3着に入り一次予選をクリア。
「今のデキで3着なら1着と同じ価値がありますね」。
会見場に現れると開口一番、そう言って喜んだ。去年7月の落車で左肩甲骨骨折の大ケガを負い、約半年間戦線を離脱。今年1月の和歌山記念で復帰したが「良くなったと思ったらまた悪くなり、を繰り返していました(苦笑)」とここまで苦しい戦いを強いられてきた。
それでも「1か月前くらいからトレーニングの量も増やせていたし、気持ちも前向きになってきた。今日も(アタマまでは)届かなかったけど差し込みにいけたし上り調子です」とここへきてようやく反撃ムードだ。
前検日の時点での今期競走得点は97・22。今開催で点数を落とすとA級陥落が濃厚となる土俵際に追い込まれていたが、これでS級点確保に大きく前進。
「(点数は)そんなに気にしないつもりでいたけど、周りから結構言われて。言われるとやっぱり気にしちゃいますからね(笑)。せっかくですし少しでも点数を上げられるように」と、2日目以降も虎視眈々と一着を狙っていく。(netkeirin特派員)