2021/03/28(日) 19:03 0 1
ウイナーズカップは清水裕友の優勝で終わったが、菅田謙仁の兄であり師匠の壱道はスランプに苦しんでいた。
「アニキは昨年、ウエイトトレ中に背骨を痛めてから不振ですね。整体の先生も言っているけど、体幹が崩れている。僕の目から見ても、フォームがバラバラで、ハンドルを握っていても肘が開いている。だけど、あの人は気持ちが強いし、数々の苦難を乗り越えてきた。S1に上がってからもケガで1年間、勝てない時期もあったので。苦しみ抜いているのは僕から見ても明らかですね」。
菅田一族の一員として謙仁もチャレンジに甘んじていてはいけない。
「来期は2班に復帰。今は三か月ごとのスパンで練習を考えている。今月まではウエイト中心。4月からの3か月は暖かくなるから乗り込みを多くするつもり」。
引退した父親の彰人さんは56歳まで現役を続けた。「オレは自転車に乗るのが好きなので50歳までは走りたい」と言い、イケメンの顔をほころばせた。(町田洋一)