2021/03/28(日) 19:31 0 2
野口大誠は6年前のヤンググランプリの覇者だ。そこから強くなる選手と、そこが頂点になってしまう選手で、ヤンググランプリの勝者は大きく分かれる。野口の競輪人生は、現状、これがピークになっており、再ブレークに必死だ。
「あの頃は勢いだけで、後ろの選手の気持ちが分からなかった。だから、勝ちパターンは自分だけが届く捲りばかり。今は人の後ろも多いので、なんで、そこで行かないんだと思う事がある。やっと人の気持ちが分かるようになりました(笑)。だから緩めば、すぐに行くようにしている」。
1年間のA級生活から来期はS級に復帰。「このままでは終われない。決勝に行けば秀之介と連係できる。あいつは、S級特進を意識しているから、ぶち抜いてやりますよ(笑)」。今開催は野口大誠と松本秀之介の熊本コンビが主役で、2人で大いに盛り上げていく。(町田洋一)