2021/03/28(日) 11:00 0 1
いわき平競輪場で26日から開催されている「夕刊フジ杯(F2)」。最終日10Rガールズ決勝に出場する選手たちに話を聞いた。発走は19時57分。
レースを動かすのは山原さくら、石井貴子、岩崎ゆみこの自力の3人。そして忘れてならないのはグランプリレーサーの梶田舞。奈良岡彩子も当所との相性は抜群だ。中村由香里と田口梓乃も好位置があれば連に絡む存在。
山原さくらは期待通りに連勝での優出。「状態はすごく良い。決勝を勝ち切れていないが、自分の中では普通開催はすべて優勝するつもり。ガールズもレベルが上がってきたし男子のレースを見て組み立てを勉強している。後手だけは踏まないようにして何でもきるように」と勝ちにこだわる姿勢。
石井貴子の直近4カ月のS(スタンディング)15回、H(ホーム)23回、B(バック)23回はいずれもガールズトップ(3月27日時点)。
「Sは得意なんです。先行するのは魅せるレースをしたいから。お客さんから観て動かなかったら面白くないじゃないですか。レースを楽しんで欲しいというのもあるし、結果として力も付くと思うので」と先行に対する思いを語ってくれた。
前検日には「ガールズケイリンを盛り上げたいんです。SNSだけじゃなくレースでも」と語っていた岩崎ゆみこ。その言葉通りに、連日持ち味の抜かれそうで抜かれない粘り込みを発揮。
「無我夢中」の初日、「ハンドル投げすぎ」の2日目は気持ちの表れだ。決して人気先行ではない。
「岩崎は先頭に出れば残れるけど、先行させなければいいと思われているところがある。先行だけじゃないイメージも付けたいし戦法の幅を広げたかった」と捲り勝負に出た2日目で更に成長したか。石井さんが先行しそうだけど、どうするか問うと「踏み合ってまでというのはあります」と柔軟に対処する構え。
「前回の落車は大丈夫だけど古傷はいっぱいあるので」と前検日に話していた梶田舞だが貫禄の優出。「今回から新車なんです。初日より2日目の方がマシになったし更に改良して」と実績からも軽視は禁物。
それぞれに思いがある。(アオケイ市川)