5月22日、宇都宮競輪場で行われたワンダーランドカップ(GIII・最終日)の決勝は、3番手から差した吉田拓矢(27歳・茨城=107期)が1着、番手から差した金子幸央(29歳・栃木=101期)が2着、追い込んだ松浦悠士(31歳・広島=98期)が3着に入った。3連単は①-⑧-③で1,920円という配当だった。

　レースは眞杉匠(23歳・栃木=113期)に蓋をしていた松浦が打鐘過ぎに主導権を取り、眞杉がかまし捲りでこれを叩いていく展開。牽制を受けながらも、ラインの金子、吉田までバックで出切り主導権を奪い返す。前団の攻防を見ていた中川誠一郎(42歳・熊本=85期)がバックから強烈な捲りを放ち前に迫るが、4コーナーで金子のブロックに阻まれ万事休す。この金子の動きにより内が大きく空くところ、吉田がそこから突き抜け1着となった。今年の優勝は1月の立川以来で2度目。

　ブロックの後も良く伸びた金子、吉田を追走する形となった松浦と続いて入線した。