2021/03/27(土) 09:00 0 0
昨年10月以来となる実戦復帰を果たした吉元。復帰戦は鐘先行で逃げ粘り2着だった。
「本当は誰も出させないつもりだったけど…。鈴木(薫)君と脚の差があったってことですね」
吉元と言えばダッシュを生かしたカマシ捲りを武器にS級でも1発があった選手。スピードだけならS級でも見劣りしなかった。
「前までは脚力だけでねじ伏せようと思っていました。上がりタイムもすごく気にして11秒前半を出せるようにとか。でも、競輪は力だけじゃないって分かった。ラインを使って戦えば上がりタイムが12秒でも勝てるって」
吉元の後ろを回る相樂修から「吉元君。明日よろしくね。良いレースしているのは分かっているし、勝てる走りでいいからね」と言われると「いえ、一緒に作戦を考えましょう。ラインを使って協力して勝ち上がれるように」と頼もしくこたえた吉元。
「正直言って今回いる東京の115期達に、今の自分は脚で負けている。だからラインをうまく生かした走りをしたい。力では劣っていてもラインを使えば好勝負に持ち込めるのが競輪の面白さだと思う」