レースは後手に回され最終ホームから叩いて9車身千切っての圧勝。しかし「先行してもラインで決められなければ意味がない」と内容には不満のようだ。

「競輪は人情と信頼関係だと思っています。ラインでもあてにされず付いてもらえないケースだってあるし、他地区の人にも付いてもらえるようにアピールしたい」と先行へのこだわりを語る。

「70歳まで続けるつもりなんです。なのであと50年あるうちのたった2年しか経っていない事になる。今は先行で力を付ける時期」と壮大な計画を明かす。

　準決勝でマークする高橋隆太が「強い目標をもらった」と既に信頼は得ている。2車ラインでも風を切る。(アオケイ市川)