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【ワンダーランドカップ】村上義弘「僕も男のロマンを目指して」

2022/05/18(水) 22:00 0 15

宇都宮競輪「開設73周年記念宇都宮ワンダーランドカップ(GIII)」は19日、初日を迎える。9レースの一次予選を走る村上義弘に話を聞いた。
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相変わらずのオーラがあった村上義弘。こちらも背筋がピンと伸びる。

 先日の日本選手権の時にも村上義弘の事は記事にした。村上のスポンサーでもある、高級外車の正規ディーラーでもあるマツシマホールディングスの松島正明会長に興味を持ったからだ。キーファーズの馬主名で、武豊騎手と、凱旋門賞を取る事を夢にしている。もちろん、金額的なバックアップも大きいが、これが、“たにまち気質”でなく、男のロマンを感じたからだ。男が男に惚れる人間関係。まるでドラマや映画のストーリーみたいだ。

 村上義弘は「僕は武豊さんから松島会長を紹介してもらった。コロナ禍の前は食事にも誘ってもらい、凱旋門賞の話は直接聞いていた。ロマンがあるし、それが実現に向かって動いている。素晴らしい人間関係だし、そこに僕がいるのも恵まれた環境です」。

 これは僕も村上選手に聞いてもらったが「この年になると、先が見えている。ロマンとか夢でなく、目先の事ばかり。お金も気になるし、老後が心配」と、思わず愚痴を言ってしまった。そうしたら、笑顔で「僕だって若い時と違い、時間がない。その中で夢を求めて行くのは素敵じゃないですか」。

 思わず、僕も直立不動で、言葉の重みにうるうる。ちなみに、マツシマホールディングスから自動車を買った選手は、みんなタイトルホルダーになったとか。もちろん村上、弟の博幸、ワッキー、三谷竜生稲垣裕之と名だたる選手ばかり。これも松島会長の金運、強運が良縁となっているのだろう。

 僕もマツシマグループから、車を買える様な人生を送りたかったが、現実は厳しかった…。(町田洋一)

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