2022/05/17(火) 19:00 0 4
5月18〜20日にかけて、岐阜の大垣競輪場で「コロナワールド賞・CTC杯(FI)」が開催されます。データと出走予定選手を元に、この開催を展望していきます。
大垣競輪場は直線が56mある400mバンクです。
「伊吹おろし」という風が年間通して吹き、レースに影響します。風向きは一定ではないので各選手にとってプラスに働くのか、あるいはその逆かどうかは当日になってみなければわからない面もあるのですが、一般論として言えば、風の影響を受けやすい小柄な選手より、大柄な選手の方を重視するのが良いのではないかと思います。
大河原が独自で収集しているデータから、予想に役立ちそうなものを一部紹介します。
2019年7月から2021年12月の期間に関して、大垣競輪場で行われた7車立て以下のレースの配当データを見てみると、2車単の50%は3番人気以下で、かつ780円以下の配当になってることが分かります。
・2車単人気の1/2は3番人気以下
・2車単配当の1/2は780円以下
もう少し広げて見てみると、2車単の75%は8番人気以下で、かつ2180円以下の配当になっていることも分かります。
・2車単人気の3/4は8番人気以下
・2車単配当の3/4は2180円以下
要するに、大体半分のレースでは3番人気以下の本命サイド決着、1/4は4〜8番人気程度の決着、残りの1/4がそれ以上の配当になる波乱決着という分布になっているということです。
長い目で車券払戻しをプラスに持っていこうと考える場合は、以上のような配当分布も頭に入れて戦術を練っていくのが良いでしょう。大河原としては「本命サイドで決まらない約半分のレース」に狙いを定め、プラスに持ち込むことを目論んでいます。
・飯野祐太選手 今年3月の大垣記念では3・3・3着で決勝進出を果たしました(決勝9着)。地元でのビッグレース直後なだけあって緩みがある可能性はありますが、脚質的に大垣は合いそうなだけに期待したいところです。
・金子貴志選手 1月以来白星から遠ざかっていますが、日本選手権競輪での走りを見るに、冬場よりは調子を上げてきている印象を抱きました。地元地区で番組に恵まれるケースもありそうで久々の勝利を期待します。
・吉川希望選手
A級戦では吉川選手に注目します。補充を除くと、大垣では9場所すべて決勝まで進んでおり相性は良さそうです。最近は得点も90点台で安定しており、久々の優勝まで十分あると見ます。