5月16日、函館競輪場で行われた五稜郭杯争奪戦(GIII・3日目)の準決勝(12R)は、捲り追い込んだ郡司浩平(31歳・神奈川=99期)が1着、郡司を追走した佐藤慎太郎(45歳・福島=78期)が2着、切り替えて追い込んだ山本伸一(39歳・奈良=101期)が3着に入った。3連単は⑦-①-③で1,970円という配当だった。

　レースは打鐘で先行した中井太祐(32歳・奈良=97期)を藤井侑吾(27歳・愛知=115期)が最終ホームで叩いて主導権を奪うところ、郡司はこの動きに乗って上昇し3番手を取る。郡司はすかさず2コーナーで仕掛けようとするが、藤井追走の柴崎淳(35歳・三重=91期)が先に番手発進し主導権を譲らない構え。しかし、郡司は柴崎の後ろで態勢を立て直すと、2センターで改めて外を踏み直線で抜け出す。最後は追走の佐藤も寄せ付けず押し切り連勝を飾った。中井追走から自力に転じて外を追い込んだ山本が最後3着に上がった。