2021/03/26(金) 16:15 0 4
弱冠20歳でGIダービーを制し、競輪祭2Vを挙げるなど、競輪界を代表する名選手だった山口健治氏。東京都荒川区出身のちゃきちゃき江戸っ子レーサーとして絶大な人気を誇っていた。
競輪界の「ヤマケン」といえば当然、山口氏のことを指していたが、最近は山口拳矢の出現によって、拳矢に「ヤマケン」の愛称が定着しつつある。
「そうなんだよ。すっかりあっちの名前になったな。でもよ、それだけじゃねえんだよ。俺んちの“山口兄弟”の看板もあっちの家(幸二・富生)に取られてよぉ、次はせがれが『ヤマケン』だよ。何なんだっつうの。ま、現役で勢いもあって強いからいいや」と、よどみない江戸弁でサバサバと、すんなり二代目襲名を認めた。
ただ、何やら思いがあるようで一言…。「ま、俺が25歳ん時はGIも取ってたし、後ろにつっかえ棒がいるぐらい、ふんぞり返って風切って歩ってた(笑)。まだまだ頑張らないとな。父ちゃんも頑張れ!」と、江戸鷹先輩は負けず嫌いだった。