ゴールデンレーサー賞の佐藤慎太郎の位置取りが注目されたが、迷わず清水裕友を指名。

　清水が子供の頃からの慎太郎先生のファンだったと言うのは、あまりにも有名な話だ。

　清水は「どう言う経過か覚えていないけど、慎太郎さんは小学生の時からのファン。防府競輪場で出待ちをした事もある(笑顔)。夢が実現したし、レースだから分からないけど、良い結果を出したい」。

　慎太郎先生は「裕友の純粋な気持ちは知っていたからね。これが初連係だけど、普通に付いてみたい選手だった。この間の、日刊スポーツの、松井記者の記事は良いし素晴らしいね。俺を名キャッチャーに例えて、上手くまとめてあった。どんな剛速球も、どんなクセ玉も難なく捌いて、最高の投球を引き出す。俺の走りの真髄を上手く表現していると思うよ(笑顔)」。

　新田祐大に関しても聞いてみると「北日本の絶対的なエースは新田！　これはS班とか、そうでないとかは関係ない。とにかく、無念だと思うし、その気持ちも背負って走りたい」。

　清水裕友と佐藤慎太郎の連係は、昔からのストーリーがありドラマがある。これが競輪の最大の魅力だろう。(町田洋一)