5月4日、いわき平競輪場で行われた日本選手権競輪(GI・2日目)の特別選抜予選(11R)は、先行した深谷知広(32歳・静岡=96期)が1着、深谷を追走した佐藤慎太郎(45歳・福島=78期)が2着、佐藤を追走した大槻寛徳(42歳・宮城=85期)が3着に入った。3連単は⑤-①-⑥で10,630円という配当だった。

　レースは前中団から下げた深谷が打鐘でかまし先行。前を抑えていた宿口陽一(38歳・埼玉=91期)が飛び付こうかという動きを見せるものの、これを振り切ってラインの佐藤、大槻の3車で出切って最終周回に入る。バックに入っても前3車と後続との差は開く一方で、6番手から仕掛けようとした松浦悠士(31歳・広島=98期)らは為す術なし。深谷は抜群のスピードで一周半逃げ、最後は番手から差そうとした佐藤も振り切って会心の勝利を挙げた。