2022/05/04(水) 16:30 0 5
3月宇都宮ガルコレは7着と大敗した。高木真備との併走に手を焼き、児玉らしさのないまま出し切れずに終わった消化不良のレースだった。そこから3場所、連続優勝を決めて当開催に挑む。
「失敗もあったしそこからまた勝負だと思って気持ちを入れ直して準備してきました」
当地は2018年と2021年に「ガールズドリームレース」を制したドル箱バンクだ。
「去年は函館のサマーナイトで大負けしたあとで気持ちを切り替えられたバンク。2018年もなかなかタイトルを取れないってときに勝てたんです。だから、いわき平はターニングポイントのときにあたる競輪場ですね」。
コメントにあった去年のサマーナイトは、決勝にも乗れず敗者戦でも勝てないなど極度のスランプに陥っていたときだった。その直後に当地で壁を破った。児玉はその頃、競輪中継で見た吉岡稔真氏のコメントに励まされたという。
「吉岡さんが『この子(児玉)は最初、タイトルを獲れずに泣いていたんだ。負けるなら、力を出し切って負けたらいいのにと思っていて』とおっしゃっていたんです。でも私は以前にバレーボールをやっていたし、負ければいいのにって発想がなかった。でも今になって意味がわかったんです」。
原点に立ち返り、自信を取り戻した思い入れの深い当地で負けられない戦いに挑む。(netkeirin特派員)