小原佑太と松本貴治が仲良さそうに喋っているのを見て、期別も年齢も住んでいるところさえ違うのになんで？ と思ったが、理由を聞いてなるほど、納得した。

　松本は「小原は(岐阜にある)朝日大学の2個下の後輩。当時からめちゃくちゃ強かった。種目も同じ短距離だったし、普段からずっと一緒だったんですが、向こうが強すぎるからいつも僕が稽古をつけてもらっている感じでした(苦笑)」と懐かしそうに振り返った。

「ちなみに怒ったことは一度もないですよ。な、小原？」と言うと、小原も「はい。優しくていい先輩でした」とお約束のやり取りで両者爆笑。そんな仲良し2人も初日のレースについて話を振ると真剣な眼差しに変わり、「小原を先行させて、俺が捲ります」と言う松本に対し、小原も一歩も引かずに「やっつけてやります」と力のこもった声でキッパリ。

　選手になって初対戦となる『先輩VS後輩』のバトルに注目したい。（アオケイ・長谷川記者）