2次予選ではカマした堀江マークに回った石川雅望が「想像以上に強すぎた。あんな踏み直しにピッタリ付いていけないよ。堀江君はもうS級クラスだと思うよ」と太鼓判。

　堀江も「残り2周半くらいから出ていったけど、ラスト1周で更に踏み直しましたからね。自分でも手応えがあったし、石川さんがそう言ってくれていたのは自信になります」とニヤリ。

　更に続けて「本当に今は乗りに乗っているというか、心身共に充実していますよ。特進場所(4月静岡)の1場所前(3月伊東)くらいからずっと好調が続いています。この良い流れがいつ終わっちゃうのか不安になっちゃうくらいですよ(苦笑)。ただ、終わらせない為にもここをしっかり優勝して勢いを持続しないと」と気を引き締め直す。

　今開催は堀江と同期の119期が揃ったが、全員が準決勝進出。
堀江は「谷口力也や小池千啓はアマチュアの頃から自転車競技をしていたから、手の内は分かっていたんですが、まさか牛田樹希斗が初のPIST6なのにこんなに走れるとは思っていなかった。大きいギヤに踏み負けせずに、踏めている感がありますもんね」と同期の中でも牛田の事を1番不気味に感じているようだ。

「牛田の2走はそんなに長い距離を踏んでいるものじゃないけど、1発のパワーは凄い。決勝で当たった時に自分が長い距離を踏まされた時に、牛田がギュンっと来ちゃう場面もあるかもって感じです」と既に決勝戦での対戦に向けて警戒。

　ただ堀江は1次予選、2次予選と力強い逃げ切りを見せているだけに、まだまだ成長するヤングパワーを発揮できれば準決突破、そして2回目のPIST6優勝も見えてくるだろう。(アオケイ・渡辺記者)

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