2021/03/24(水) 16:15 0 10
平原康多がアドバイスをしてくれる通称「平原塾」が若手から好評だ。
玉藻杯争覇戦(高松競輪)の二次予選で平原康多と連係してから佐々木悠葵の走りが変わった。
先輩たちがアドバイスをしても、佐々木は“ポカーン”としているだけで、響いているかどうか分からないとの声を多く聞いていた。それが、平原の言葉だけは、スッと理解した様子。
平原は「俺は偉そうに言わないから、いいのでは(笑)。自分が若い頃に、押しつけられるような言い方が嫌いだったので。上から目線で言ってもダメだし、なるべく言葉をかみ砕いて説明している。自分のやったことしか言っていないけど、若手が理解してくれるのは嬉しいこと。佐々木君もそうだし、ここで連係する眞杉君も相当強くなると思うよ」。
平原が強いから、若手が心酔する訳ではない。ゆとり教育で育った世代に対して、歩み寄って言葉を発するからだ。(町田洋一)