2022/04/26(火) 19:00 0 0
武雄競輪の開設72周年記念「大楠賞争奪戦(GIII)」は26日に最終日を開催した。8Rを走った地元の山田英明に話を聞いた。
▶︎大楠賞争奪戦特集はこちら
2月の全日本選抜で落車して骨盤にヒビが入った。「これだけの大けがは初めてだったんです」とのことで復帰までには時間を要すると思われたが、どうにか待望の地元記念を迎えることができた。
二次予選では松浦悠士を差すなどピンピンで勝ち上がり、傍目からみれば順調なペースと思われた。しかし本人としては「追走したり、前に千切れないとかそういうレースは対応できる。でも、さすがに準決の自力はきつかったですね。ワンランク上がると、さすがにまだまだ脚が足りないし体が追い付かなかった」と現状の状態を素直に認めた。
ただ大きな収穫はあったという。「ここに入る前がちょうど落車から2か月でした。その頃からトレーニング中に力が入るようになったんです。回復、回復の中で筋肉が使えているというか。あれって感覚が変わったんですよ。不思議なものですね」。
地道に焦らず本調子を取り戻していく。完全復活を実現するのは来期以降になりそうだ。「5月、6月ぐらいにめどをつけて8月のオールスターあたりで自分らしいレースができれば。ケガをしたから得られた経験もあるし、ケガの功名と思って次に生かしたいと思います」(netkeirin特派員)