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【大楠賞争奪戦】縦横無尽に攻め抜いた稲川翔

2022/04/25(月) 21:15 0 5

武雄競輪の「大楠賞争奪戦(GIII)」は25日、3日目を迎えた。準決勝11Rを制した稲川翔に話を聞いた。
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「(決勝は)自分が前で。何でもやっていきます」と語る稲川翔

 準決勝11Rは町田太我小松崎大地平原康多の機動型が激しく火花を散らす大激戦に。いつの間にやら前団の位置を奪っていた稲川翔が、鋭く伸びて1着で決勝進出を果たした。これで昨年10月の平塚記念以来となるGIII優出。後ろを回った松田治之が落車してしまって手放しでは喜べなかったが、タテにヨコに機敏に動く大立ち回りで大いに復調をアピールした。

「本当はもう少し前にいられたら良かったんだけど。少しでも前に前に、って感じで。平原さんを追えていれば良かったが…。最後はレースが見えていたので良かった」。

 平原後位の木暮安由をさばき、その後は守澤太志を内からさばいて、直線では外に持ち出した。決勝は村上義弘の前回りに。

「最近の中では(調子は)いい方だと思う。(決勝は)自分が前で。何でもやっていきます」。

 一見すると、関東4車が優勢に運べそうな決勝戦。それでも稲川の二次予選と準決勝の忍者のような動きを見る限り、そう簡単に関東勢で決まるとも思えない。村上義弘を連れて、強力ラインを相手にどんな戦い方に出るのか注目だ。(netkeirin特派員)

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