2022/04/25(月) 08:45 0 2
「富山で落車をしてから何か吹っ切れた感じがする」と満面の笑みで話した西脇は積極的なレーススタイルで安定的な優出に加え、デビューをしてから2回の優勝をしている。
積極的に動く西脇は取れた位置取りからレースを組み立てているそうだが、「レースの流れを見ながら走っているのですが、33バンクだとどうしようか考えている間にレースが終わってしまう…。400や500は何となく分かってきたけど、33は全然ダメ」と悩ましげな表情を浮かべる。
33バンクに悩む彼女だが、それ以外にも悩みがあるようで「他の選手の事が全く覚えられない。レースで一緒に走っても1日経ったら忘れちゃうんです…」と困り顔。
「一緒の開催になる先輩達がどんなレースをしているのか分からなくなってしまうので、いつも競走に行く前にお父さんから色々と教えてもらっているんです」とのこと。
競輪が大好きというお父さんのスマートフォンからは、近づくといつも鐘の音が聞こえてくるというエピソードも話してくれた。
そんな西脇の初日は6番手の位置からのスタート。最終2角から仕掛け、大外から捲り上げるも4着の結果。悔しい結果となったが、外々を踏んでも4着まで伸びている。
苦手な33バンクを克服することができるのか、今開催の走りに注目したい。(アオケイ・宮本記者)