2022/04/21(木) 20:30 0 1
前橋競輪「ウィンチケットミッドナイト競輪(FII)」が22日に初日を迎える。開催の見所を町田洋一氏に伺った。
▶前橋競輪レース情報はこちら
今節は東西混合戦だが、飛び抜けた選手が不在で、難解シリーズ。過去の実績では、長らく特別競輪を含めて、S級に在籍していた坂上忠克。中部全盛時代の、影の功労者の一人。山口兄弟、山田裕仁、濱口高彰ら当時の中部の実力者達とも、上手く付き合っていた。今期はA級に落ちたが、正月開催の高知で優勝。その後もコンスタントに決勝に乗っている。中部で下岡将也を目標にする。下岡は奇抜な髪色のイメージ。グリーンにしたり、真っ赤にしたり、今回はどんな髪型で髪色かも気になる。仕掛けは早くないが、ダッシュには定評がある。2場所前の小倉ミッドで完全優勝している。
佐藤佑一は、脚質を変えて、自力は減ってしまった。捲りの決まり手は少し残しているが、完全にバックは消えている。北日本で佐々木吉徳を目標にする。佐々木は、優しい性格だし行けるか行けないかで両極端。仕掛けが決まった時は強靱な粘り腰も見せている。2場所前の静岡で優勝している。
関東は自力をメインに自在に攻める小林申太が中心。3月開催の福井では、関東の先頭を任せられ、後ろの3人で上位独占した。これには地元の甲斐康昭がマークして、小林が同県の梁島邦友を使う展開も考えられる。
南関は中井達郎が特選シード組み。ただ、今回は南関の目標が手薄で動向が注目される。チャレンジは邊見祐太が特別昇班して上遠野拓馬で断然だ。上遠野は特別昇班出来ないでいるが1月開催の当地で完全優勝。普通なら3場所連続で完全優勝しており、特別昇班出来るが、ルールの盲点で、未だチャレンジ戦に甘んじている。レース巧者の吉原友彦が脅威。先行、捲り、イン粘りと何でもこなせるので若手にとっては嫌な相手だ。
他には先行の職人の浦山一栄、鷲田幸司からいじられている舟元権造もレースを壊しに行く。地元は他に2班からド先行の横田政直、チャレンジには櫻井紀幸、栗田弘一が斡旋されている。