2022/04/06(水) 18:15 0 2
両者には119期期待のルーキー・犬伏湧也がセットされた。戦歴や点数で言えば田中が大名マークを決めてもいいはずだが、津村-田中で並ぶことになった。
津村は「誠さんが『お前の好きに選んでいいよ』と言ってくれたんです。だから番手を回らせて欲しいと言いました。今の状態が状態だけど、ここで犬伏君のパワーにビビって3番手と言ってしまうと、次がないかなと。でもめちゃくちゃ緊張するし、誠さんに伝えてからは図々しかったかなとも思ったですね」と迷いに迷った決断だった。もちろん犬伏、田中の両者の期待に応えるために全力でマーク戦に取り組む。
田中は、そんなガチガチに固まった津村を見てニヤニヤしている。
「津村に前を回した? そうそう。だってS級のラストランで気持ちよくA級を迎えてもらおうと。(津村は)真備に続いて電撃引退もあるかもよ。でもアイツじゃ、あまりニュースにならないか(笑)。ちぎれた展開も計算に入れて何とか勝ち上がれるように準備しておきます。1回ぐらいアイツの前で先行しておけば番手を主張できたけどなぁ〜」と先輩と後輩の信頼関係をフルに交えた田中特有の愛があるんだか無いんだかわからない毒舌コメントで津村のやる気を後押しした。
最後には犬伏のもとを訪れ「犬伏君の番手はヘンなやつになったが一緒に頑張ろう!」と、一枚岩を強調していた。(netkeirin特派員)