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【湘南ダービー予想】レース展望

2022/04/05(火) 15:30 0 4

平塚競輪で「湘南ダービー(GIII)」が7日、開幕する。開催の見所を町田洋一氏に伺った。

優勝候補の筆頭は大会連覇を狙う郡司浩平

 地元のエース、郡司浩平にとって大事なシリーズが続く。今大会が終わると、中2日でホームバンクの川崎記念。その後、日本選手権まで2週間空くが、GIと同じモチベーションで走る。

 華のある競輪場らしく、S班も郡司を筆頭に5名参戦。
 平原康多古性優作は更に進化しており、佐藤慎太郎も元気一杯。宿口陽一は赤パンツのプレッシャーに泣いているが、それでも最低限の走りは出来ている。

 もちろん優勝候補の筆頭は大会連覇を狙う郡司浩平。近況の動きは不満だし絶好調とは言えないが、それでも地の利がある。

郡司浩平の後輩・松井宏佑

 後輩の松井宏佑なら番手を回るが、メンバー的に今節は自力勝負になりそう。日本一、綺麗と言われる捲りで前団を仕留める。動く脚を残しながらもマーク戦が上手くなった同期の和田真久留がアシストする。どちらかと言えば弱気のコメントが多いが、逆にレースは渋くなっている。郡司、和田も普段から仲が良く、気心と信頼関係があり中国ゴールデンコンビ以上の名コンビになりたい。今後の課題は和田が前でも、他の地区の選手から脅威と思われる事だ。他には、平塚所属の松坂洋平も地元戦は強い。

近畿の先頭で責任を持って走ってほしい古性優作

 古性優作は全日本選抜を制し、これから古性時代の幕開けの予感がする。何より、脇本雄太の競技卒業が大きい。ワッキーが競輪オンリーになるし、5月のいわき平ダービーでも有利に戦える。メンバー的に今節は近畿の先頭で責任を持って走る。

自分の性格は主役より脇役と公言する平原康多

 平原康多は関東のビッグレース・宇都宮ウィナーズカップで準決敗退。それでも、連日、“らしい走り”を魅せていた。体力的な衰えもなく、与えられたメンバーと与えられた展開で勝つのは芸術的だ。関東の機動型は佐々木悠葵坂井洋で心細いが、いつも通り練習仲間の宿口陽一を1車噛ませる。自分の性格は主役より脇役と公言しており、平原の本質は、本当にここかもしれない。

年末から休みなく走り結果も出している佐藤慎太郎

 佐藤慎太郎は年末から休みなく走っており、結果も出している。日本全国の先行選手が番組マンからラインとして見なされ、玉野記念ではワッキーや地元の新鋭・山根将太との連係もあった。本人は心の葛藤もある様だが、これも慎太郎先生の人間性と技術があるからだ。同県の高橋晋也との連係を基本に、2班の若手と二次予選、準決勝はタッグを組む。

 若手の注目株は何と言っても犬伏湧也だ。スピードと共に、根性も競輪選手向きで、今年中にタイトルを獲る可能性もある。師匠の阿竹智史とセット配分であり、決勝ワンツーならドラマになる。中部は今回も戦力的に見劣り、中国も宮本隼輔の一発があるぐらい。九州は嘉永泰斗の機動力と山田庸平の自在戦だ。

トップ選手の仲間入りを果たした尾方真生

 最終日はデビュー2年未満の選手によって、ガールズフレッシュクイーンが行われる。中心はトップ選手の仲間入りを果たした尾方真生。昨年のグランプリにも出場しており、宇都宮のコレクションでも果敢に逃げている。尾方と真っ向勝負をやる同タイプが不在で楽々と逃げ切る。姉弟子達に比べると、おっとりした性格だが、秘めた闘志は凄い。そうでなければ、あそこまで先行には拘れない。尾方を苦しめるとすれば、120期の新鋭レーサー・古川美穂。レースセンスもあり、混戦なら一発は可能だ。

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