2021/03/16(火) 10:00 0 2
小倉競輪場で3月14日に開幕した「日刊スポーツ杯」は15日、A級S級ともにに準決勝戦を終えた。
初日は不発だったものの、2日目の内藤宣彦は違った。勝負どころの準決勝ではしっかりとチャンスをモノにして決勝進出を果たした。2日目9レース後の内藤に直撃した。
「走る前に目標の橋本智昭が『とにかく先行する』って言ってくれたので、全面信頼でした。本当にいいカカリで強かったよ。橋本君が全部やってくれたから、自分は仕事するどころか、ただ、差しただけですよ」
と前の橋本の走りを褒め称えていた。
内藤は長らくS級に定着して安定の成績を残している巧者。当然、グレードレースにもお馴染みの顔である。今は高松宮記念杯競輪の選考期間中で、どの選手も点数アップを狙っているところである。
「実は点数的にボーダーラインの少し下にいて、今回のここで決勝に進めないとちょっと厳しい位置にいたんです。ダメなら諦めていたのですが、まさか1着で勝ち上がれるとはね」といつになく上機嫌だった。(アオケイ記者)