2022/03/22(火) 16:15 0 3
これは何度も書いてきたが競輪界の七不思議のひとつに、菊地圭尚が記念を優勝していない事がある。2007年にヤンググランプリを獲った時は“菊地圭尚”の時代がやってくると思った。ただ、幾度となくGIの決勝に乗り、GIIIの決勝でも4角番手の展開はあった。
一番記憶に残るのは8年前の地元函館記念。冬期移動先でもある岐阜の竹内雄作が逃げてくれたが後ろの明田春喜に食われてしまった。人望があるから、みんなから「圭尚さんの為に」の気運があり、その言葉をよく聞く。
前走の大垣記念決勝も飯野祐太が男気のある先行。平原康多に捲られてしまったが「飯野君も(主導権を取れて)その形になった時は獲って下さいと言ってくれた。もうワンテンポ早く出れば結果は違ったかも」。
北日本には佐藤慎太郎と成田和也と言う、両極端の性格だが、良いお手本がいる。
「もうガツガツしても…。しれっとGIIIを取れたら良いですね。今年はGI戦線に戻れるし、自分が主役になるつもりで頑張りたい」。(町田洋一)