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【前橋競輪予想】レース展望

2022/03/22(火) 15:30 0 1

前橋競輪「さわやか杯・ヤマダグリーンドームカップ(FI)」は23日、初日を迎える。開催の見所を町田洋一氏に伺った。

昨年10月の熊本記念in久留米で優勝した嘉永泰斗

 昨年10月の熊本記念in久留米で優勝し、男になった嘉永泰斗北津留翼のおかげだし、これからは九州のラインに貢献したいと公言。まだ、そこまでの役割は果たしていないが、24歳のバースデーシリーズになる超イケメン。これから少しずつだが、九州の地盤を強固にしていく。スプリンターであるし、このバンクには合っている。

 番手は今2班に甘んじているが、凄みのある大塚健一郎。タテ脚はなくなってきたが、他の選手に恐怖を与えているのは昔からのままだ。この九州ワンツーが今節の主力ラインとみたい。

 阿竹智史は怪我との戦いだが、弟子の犬伏湧也の成長で存在感を高めてきた。ラインがあれば番手戦、不在なら自力でやるスタイル。

 中四国の自力選手は宮本隼輔が追加で入り、才迫開山本直上野雅彦と揃っている。宮本、才迫の中国コンビの後ろを回るか、自力でやるかはメンバー次第。阿竹の後位を固めるのは兄弟参加の福島武士

 地元は小林大介が大将格。2班にも群馬で一番実績のある稲村成浩がいる。
 恩田淳平も自在戦で予選はクリアしそう。小林や稲村の目標になるのが茨城の朝倉智仁だったが欠場してしまった。どう、番組マンが小林の目標を付けるか腕の見せ所だ。

 北日本は菊地圭尚の状態が良い。これは競輪界の七不思議のひとつだが、まだ、記念の優勝がない。GIの決勝には何度も乗っており、タイトルは無理でも今年はGIIIIは獲りたい。

 予選スタートの小笠原光佐々木堅次が勝ち上がる事を願っている。南関は勝瀬卓也が1班で、菊池竣太朗山中秀将菅原大也と2班の自力選手が揃っている。
 他に注目は10年以上ぶりに記念の決勝に乗った西田雅志や九州のホープで高知GIII優勝の阿部将大だ。

 A級戦は、前期、百点以上の競走得点を持ち、今期A級に落ちてきた中村敏之輔が主役だ。今期は6場所走り、優勝はまだ無し。多少、A級の流れに戸惑っているが、ここまでには慣れてくる。俊敏な差しが強味だが、前期のS級でも渋太いコース取りを見せていた。

 短走路で流れ次第となるが、北日本で三浦翔大と上手く連係する。三浦は競輪よりPIST6で強さを発揮している。競技能力は高く、これを本業の競輪でも活かして欲しい。

 関東の1班は小峰烈須藤直道山信田学らがいて山信田が乗れている。山信田は森田優弥を筆頭に弟子も多く、埼玉の名伯楽になりつつある。

 地元の須藤と準地元の小峰は、調子落ちだが、気持ちでカバーしたい。
 南関は上野真吾が実績あるが、昨年11月の落車から2月中旬の現時点まで走っていない。大きな怪我だったし、復帰戦の向日町も良くなかった。58歳の宮倉勇はレースを楽しみながらも結果を出している。競輪界の神様と言っても良い。

 遠征陣も強力な布陣。岡山コンビの城戸俊潔近藤範昌は上位人気になる。城戸はS級で負け癖が付いてしまったが、降級後の小倉ドームと防府で優勝している。

 特選と決勝は城戸と近藤のセット、準決は城戸に福島栄一の番組だろう。九州は松本大地が前期S級だが、降級後も苦しんでいる。(町田洋一)

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