今開催は、豊富な自転車競技経験を積んでいる選手2人が参戦。注目は、過去に五輪出場を目指し、ナショナルチームに籍を置いていた稲垣裕之(44歳・京都=S1)。初参戦の前回は外目の枠を引いたこともあり、不運なレースが続いた印象。準決勝進出を逃してしまったが、この程度で止まる選手でないことは明白。久々の250ｍ走路を一度経験した上積みは十分、2度目は表彰台を狙いたい。

　そのほか、前開催、3度目の正直で初優勝を飾った早坂秀悟(36歳・茨城=S2)も出場する。決勝でも臆することなく積極的な攻めのレースで、勝負どころから他選手を寄せ付けない走りを披露。元ナショナルチームで鍛えた脚力で、今回も優勝候補の筆頭格。また、蕗澤鴻太郎(26歳・群馬=S2)にも注目したい。初参戦で節間3勝をマーク。間違いなくこれから伸びてくる逸材だ。

　過去開催の優勝者はじめ表彰台をにぎわせた選手で彩られている中、頂点に立つのはどの選手になるか、目が離せない。ラウンド11も熾烈なバトルが見られるに違いない。

■PIST6 Championship ZERO ラウンド11
・開催形態：1レース×6車立
・開催日程
3月19日(土)デイ　　1次予選
3月19日(土)ナイト　2次予選
3月20日(日)デイ　　順位戦・準決勝
3月20日(日)ナイト　順位決定戦・決勝