2021/03/13(土) 19:00 0 1
準決勝12Rは同県の先輩・森山智徳を連れて腹をくくった打鐘先行。いいピッチで駆けていたが3番手には巧妙な古性優作が入っており、まくられそうな雰囲気があった。
ところが、古性の車の出は悪く4角に入っても別線の巻き返しがなくさらっと通過した。
脚を溜めてまくり追い込み気味にきた郡司浩平に先着を許したが、古性優作には抜かれず2着。これは値打ちがあった。「4角まで持ったですね。あれで踏み直しをする余裕ができました。かなり良かったです」と、昨年の松戸記念以来、自身2度目のGIII決勝へ勝ち上がり笑顔を見せた。
レースを観戦していた熊本勢も上田の活躍を喜び、最終日のルーキーチャンピオンレースに出場する松本秀之介と松岡辰泰は最敬礼して上田を出迎えた。
「これはポーズ。本当は2人して自分をいじってくるんです。ま、いいんですけどね。俺は怒らないから」と上田。レースと同様に大らかで、小さいことは気にしない。決勝も大胆な一発があるかもしれない。(netkeirin特派員)