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【前橋競輪・ミッドナイト】菅原裕太「眞杉匠君からラブコールを受けた事も」

2022/03/10(木) 19:00 0 1

前橋ミッドナイト競輪「WINTICKET杯(FII)」は10日、最終日を迎える。9レースのA級の決勝を走る菅原裕太に話しを聞いた。

昨年のクリスマス開催では、師匠の柏木伸介とワンツーを決め優勝している菅原裕太。当地の連覇を狙う。

 昨日の8レースの準決勝は不思議なレースに見えた。菅原裕太が埼玉勢を分断に行くと、番手の新田康仁は自らアクションを起こす。新田にすれば、あのまま併走だとピッチを落とされるので、菅原と外併走になっていた荒木貴大を、しごきに行くと言うか、削りに行く動き。昔は、イン切りとか、こう言う作戦はあったが、新田と菅原の意思の疎通が出来ていなかった。菅原は「新田さんの意図が理解出来ず、見栄えの悪いレースになってしまった。一瞬、切り替えられたかと思った(笑)」。

 さて、このレースの並びの経緯。まず、北日本は簡単に田原侑明に猪狩祐樹で決まった。

 関東の4人は話し合い、磯川勝裕が「僕は自力でやる」とコメント。
 内藤高裕は「並ぶなら、どこでも良い」と言っていたが、磯川が自力でやるのコメントを受けて「東京同士だし磯川君」。新鋭の中村隆生は「僕はどうあれ自力で」。困っていたのが荒木貴大。磯川が自力のコメントになり選択肢は東京勢の後ろか、自力か、中村マーク。悩んだ末に「単騎で自力」。

 この流れを受けて最後まで迷っていたのが菅原裕太。最初は「中村君から付いて欲しいと言われたら付けるけど…」。段々と、時間が経ち、勝つ為に冷静になったのか、中村の後ろに魅力を感じ始めてきた。

「実は名古屋記念で優勝した眞杉匠君が単騎で、ラブコールを受けて付けた事もある。中村君は同じ栃木だし、何かの縁を感じる。良い子そうだし、信頼する!」

 菅原が単騎なら無印の評価。中村マークになり、一躍、本命選手になった。こうやって並びが決まるまでも、ドラマがある。(町田洋一)

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