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【伊東競輪・ミッドナイト】震災から10年の節目に故郷に捧げるワンツー

2021/03/13(土) 10:30 0 0

3月12日に開幕した伊東競輪ミッドナイト「トータリゼータ杯」。初日3レースでワンツーを決めた木田有隆森田達也を聞いた。

福島県出身の木田有隆(左)と森田達也(右)が思いの1着、2着

 森田達也木田有隆はともに福島県双葉郡大熊町の出身。「同じ小、中学校で、木田の兄貴が自分の同級生なんですよ」と森田が言うように小さい頃からの顔なじみの2人が、東日本大震災から10年という節目のシリーズでワンツーを決めた。

 森田のまくりに乗って1着の木田は「自分は何もしていない。先輩のおかげで恵まれました」と先輩に感謝し、森田も「かなりキツかったけど木田君に(2着に)残してもらった」とレース後はお互いをたたえ合った。

 2人の地元は福島第一原発からほど近く、森田はいまだに千葉県へ“避難中”だ。このワンツーは2人の地元への思いの結晶かもしれない。(netkeirin特派員)

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