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【金鯱賞争奪戦】佐藤友和「苦しんでいる時の1着だから」

2022/03/04(金) 15:00 0 2

名古屋競輪「開設72周年記念・金鯱賞争奪戦(GIII)」は4日、二日目を迎えた。4レースのS級選抜で1着を取った佐藤友和に話しを聞いた。

落車に苦しんでいる佐藤友和。負け戦と言えども、1着は何よりの良薬になる。

 最近の佐藤友和はPIST6以外のレースで、落車過多で苦しんでいる。この気持ちの強さで弱音を見せないのが佐藤友和の良いところ。

「若い時から落車は多いよ。自力選手だけど、あの良い頃でも30回以上は転んでいる。だけど、いつも骨には異常がない。折れていても気がつかないと言うのもあったけど(笑)。負け戦と言えども、苦しんでいる時の1着だからね。GIを取った時と同じぐらいの嬉しさ? 確かに、意味合いは違うけど、嬉しいのは間違いない」。

 本当は体のダメージを考えれば欠場も選択肢のひとつにあった様だ。「失格もあるから斡旋停止があるかもしれない。出走本数を考えると簡単には欠場出来ない」。

 養成所を早期卒業した話題の中野慎詞も弟子だし、名伯楽になりつつある。「弟子の活躍は自分のモチベーションも高まる。中野は人間性も抜群。ナショナルチームとの併行になっているけど、常に連絡をくれる。適切なアドバイスを求めてくるし、彼はアスリートでありながら、こっち側(漢字の競輪)の人間だよ」。

 いつまでも色あせない“友和ブランド”は建材だ。(町田洋一)

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