3月1日、高知競輪場で行われた土佐水木賞(GIII・最終日)の決勝は、差した阿部将大(25歳・大分=117期)が1着、追い込んだ宗崎世連(30歳・高知=100期)が2着、捲った岩谷拓磨(24歳・福岡=115期)が3着に入った。3連単は⑧-⑥-⑦で57,890円という配当だった。

　レースは地元3車を連れる島川将貴(27歳・徳島=109期)が打鐘過ぎに主導権を取り、人気の金子幸央(29歳・栃木=101期)は後方に立ち遅れる展開。単騎の中西大(31歳・和歌山=107期)がすかさず反撃に出て島川を3コーナーで叩き切るが、この動きに乗っていた岩谷が外から迫り両者のもがき合いとなる。競り合う前2車を尻目に、岩谷追走の阿部が4コーナーで外を踏んで抜け出し、自身初のGIII出走でいきなり優勝を果たした。

　島川追走から追い込んだ地元の宗崎が2着、最終的に中西に踏み勝った岩谷が3着となり波乱決着。

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